(元)限界高専生の限界日記

元留年生。某化学メーカー工場勤務。

5億年ぶりに学校に行った

しょっぱなからトラブルをキメてしまったが、一応自粛期間が過ぎて久しぶりに学校へ行ったのでその時感じたことを書き残しておこうと思う。

ニンゲン、コワイ

朝、人が多い電車に乗るのも久しぶりだった。6月の頭に就職のため電車に乗ったが、その時は夕方から&遠距離だったのでそこまで満員電車の辛さのようなものは感じなかった。ただ、今回は朝の通勤通学電車、田舎とはいえそこそこの混み具合である。東京の電車みたく人と人とがギュウギュウになるほどではないが、腕を軽く広げると人にぶつかるくらいには人がいる。

驚くことに、自分はその状況を怖いと感じた。

別に横にヤーさんみたいなゴツい人がいたわけではない。むしろ若い普通の人だ。なのに、在宅生活で鈍った体は自分の真横に人間がいるだけで脅威だと認識してしまうらしい。通学しながらスマホポケモンのアニメを見ていたが、なんとなく周りに見られているのではないかという気になってしまいあまり集中できなかった(これは今までもそうだった気がするけど)。

学校、いい(語彙力崩壊)

学校の朝は飛ばして(何があったかは前の記事を見よ)、昼のことを書く。検温を忘れた私は申し訳なさそうに学校の共有スペースで昼食をとり、申し訳なさそうに教室に入った。去年と教室の場所が変わっていて迷いかけたが…

とりあえず、自分の席を確保し周りの人と会話する。もはや隠す必要などないのですべて打ち明けてしまおう。これくらい心を開いても問題ない人が多い今の環境は本当に恵まれていると思う。なんだかんだ自分はそこまでコミュニケーション嫌いではないのではないかとさえ思う瞬間だ。でも実はそうではなくて、たまたま今が奇跡的な環境だから人とよく喋れているのだろうと思う。

さて、授業が始まった。というよりは無の時間だった。とりあえず研究室には入ったが、突然の開校だったので先生たちはまだ準備がほとんどできていなんだそうで。とりあえず研究室に段ボールでついたてを作り、あとは各自宿題をやったり雑談したりして過ごした。学校生活のリハーサルにはちょうど良い。

研究室の自分の席で宿題の作業をしていると、勉強は環境がいかに大事であるかを思い知らされた。ずっと自分の部屋で宿題をするのは本当に集中力が持たなくてつらかったが、ここならなぜかスッと作業に取り掛かれる。アレこれコンサータいらなくね?

多少うるささがあるのと、人の目や会話が多少あるのと、ゲームやスマホがすぐ手元になくリラックスしすぎない環境が、集中するのにはちょうど心地よいストレスになるのだろう。そして人間と声帯を震わせて会話するのは時々ちゃんとやると楽しい。普段はキーボードを通じて電子情報を送ることで会話してばかりなので…

1社目は祈られたが、またなんとかやっていこうという気持ちになれた。

勉強はあまり好きではなくなってしまったが、やはり学校というのはいいものだ。リラックスを司る聖域である家と、集中を司る聖域である学校は分かれていた方が個人的にはやりやすい。もちろん、在宅は在宅で授業中にコーヒーを淹れられるとか気楽でいいとかオナニーできるとかいいところがないわけではないんだけど。

それに、通学中に動いたり日の光を浴びたりすることができるのでシンプルに気分転換になる。人間も所詮は動物なので運動や日光浴で幸せになれるものだ。

いま感じている学校へのありがたみも、きっと1か月くらいしたら完全に薄れるんだろうな…とは思う。いやもしかしたら2週間持たないかもなぁ。